よく店頭で電動ドリルを探されるお客様でインパクトドライバーとドライバードリルの違いはと聞かれます。
使用する用途によりもちろん異なるのでまずは何をしたいかを聞きます。
それによりどちらにするか検討してもらっています。
DIYをするうえで必要以上の性能は必要ないと思っていますので使用目的に合った工具を選びましょう。
(その方がコストも抑えられると思います。)
それではインパクトドライバーの特徴とはなんでしょう。
まずはその名の通り「インパクト(衝撃・打撃)」があることです。
回転と打撃の機能を備えてるのでパワーがあります。
そのため、ネジ締めの作業から穴あけ、ボルトやナットを締めるのにも使えるので万能ではあります。
またビットの脱着も簡単に行うことができ、正回転・逆回転と切り替えも行えます。
電源はコード式とバッテリタイプがありますので使う場所にも困りません。
ただ欠点としては若干、重量がありますので長時間の作業をする場合は腕が疲れます。
特に最近の大容量バッテリ(BL1860B)などは本当に重いです。
メーカーもバッテリーとのバランスを考慮してモーターの位置などを変えて重心が中心に行くようにしていますがそれでもDIYで使用するにはそこまでの大容量は正直悩みますね。
次にドライバードリル(電動ドリル)についてです。
ドライバードリルは打撃などなく回転のみになります。
昔のドライバードリルは回転をするだけでしたが最近の多くは速度の切り替えに加えトルク調整ができるものもあります。
これによりネジ締めの際にネジをなめてしまったり穴を開ける際に部材を壊してしまったりといった事を減らせます。
インパクトに比べると価格も抑えられるのでそこまでパワーが必要ない場合はドライバードリルで十分だと思います。
こちらもコード式とバッテリー式がありますので使用場所によって検討してください。
欠点としてはビットの取り外しがチャック式になっていることです。
これが意外と面倒だと個人的には思っています。
大まかに分けると上記がインパクトドライバーとドライバードリルの違いでした。
使用する用途と頻度、場所などによって適切な方を選んでくれたらと思います。
インパクトドライバー、ドライバードリルとも有名メーカーから多く出ていますが当店で人気が高いのはやっぱりマキタと日立でしょうか。
バッテリーの互換性があるメーカーはやっぱり強いですね。
その他のメーカーに関しても悪くはないと思いますが今度を見据えてメーカーで統一するのはいいと思います。
最終的には個人の好きなメーカーで決めてください(笑)