コンクリートに穴をあけるには振動ドリルとハンマドリルのどっちがいいんでしょうか。
よく店頭のお客様でコンクリートに穴をあけたいといわれる方が来店されます。
その時に使う工具として「振動ドリル」と「ハンマードリル」があります。
両方、コンクリートに穴をあける工具ですがどう違うのでしょうか。
まず両方の違いとしてハンマドリルは【回転】+【打撃】で穴をあけます。
一方、振動ドリルは【回転】+【振動】で穴あけを行います。
またハンマドリルは機種によってはハツリが行えるものもありますがそれはまたの機会に。
両者の一番の違いはパワーが違うと思ってくれて大丈夫です。
さて、ハンマドリルと振動ドリルの違いはパワー(ハツリ機能は置いといて)と言いましたがそれじゃハンマドリルがあれば全てOK。
とはいきません。
それはハンマドリル自体がパワーが強すぎて小さい穴あけやタイルなどには向かないのです。
アンカーを刺す穴などはハンマドリルで十分ですが小さい穴あけ、特に穴をきれいに空けたい時は振動ドリルの方がいいのです。
そこでまずはどれぐらいの穴を空けるのかを明確にしておきましょう。
目安としては10㎜以下なら振動ドリル、それ以上ならハンマドリルといった感じです。
次にメーカーに関してですが振動ドリルに関してはやはりマキタ、日立が有名です。
また、最近の振動ドリルは普通のドライバドリルとの変換も可能ですので1台で2役になってくれます。
ハンマドリルに関してはマキタも有名ですがやはりヒルティかと思います。
ヒルティは海外の工具メーカーですが他の工具は国内メーカーでもハンマドリル、ハツリ機はヒルティを使用している方はかなり多いです。
それだけシェアが高いと思われます。
もちろん使用する環境や既にお持ちの工具との互換性を考えて選んでもらって構いません。
電源が通っているところならコードタイプで電源がない場所、もしくは狭い場所での作業はコードレスタイプといったように考えてもらっていいと思います。
先端のビットに関してもいくつか種類がありますのでそこも間違わないようにしないといけませんね。
大まかにハンマドリルと振動ドリルを説明しましたがいかがでしたでしょうか。
実際は店頭に来て触れてみるのが一番ですね。購入前の動作確認も行えますのでぜひ一度お越しください。